1年生向け基礎文献リスト

 

  1. 人文・社会科学を学ぶ基礎として
  2. 歴史学とは-歴史学とはどういう学問か。これまで何が問題となってきたか。現在,何が問題とされているか-
  3. 歴史を学ぶヒントとして

 

1.人文・社会科学を学ぶ基礎として

  • 石母田正(いしもだ・しょう)『中世的世界の形成』(復刻版,岩波文庫,1985年)
  • 川島武宜『日本人の法意識』(岩波書店)
  • 丸山真男『日本の思想』(岩波新書,1961年),同『戦中と戦後の間』(みすず書房,1976年)
  • マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫ほか)
  • マックス・ウェーバー『職業としての学問』(岩波文庫ほか)
  • F.エンゲルス『空想より科学へ』(岩波文庫など)
  • K.マルクス/F.エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』(岩波文庫など)

2.歴史学とは-歴史学とはどういう学問か。これまで何が問題となってきたか。現在,何が問題とされているか-

  • 板垣雄三『歴史の現在と地域学』(岩波書店,1992年;2003年復刊)
  • 色川大吉『歴史の方法』(復刻,岩波同時代ライブラリー)
  • 今谷明・大濱徹也・尾形勇・樺山紘一・木畑洋一編『20世紀の歴史家たち 日本編 上・下』『世界編 上・下』(刀水書房)
  • 小田中直樹『歴史学のアポリア』(山川出版社,2002年)
  • 小谷汪之(こたに・ひろゆき)『歴史の方法について』(東大出版会,UP選書,1985年)
  • 斉藤孝『歴史学へのいざない』(新曜社,1993年)
  • 竹岡敬温・川北稔編『社会史への途』(有斐閣,1996年)
  • 高山博『歴史学 未来へのまなざし』(山川出版社,2002年)
  • 永原慶二・鹿野政直編『日本の歴史家』(日本評論社,1976年)
  • 二宮宏之『全体を見る眼と歴史家たち』(平凡社ライブラリー,1995年)
  • 浜林正夫・佐々木隆爾(編)『歴史学入門』(有斐閣、1992年)
  • 望田幸男(もちだ・ゆきお)ほか『新しい史学概論』(松頼社,1991年)
  • 安丸良夫『〈方法〉としての思想史』(校倉書房,1996年)
  • 弓削達(ゆげ・とおる)『歴史学入門』(東大出版会,1986年)
  • ジョン・アーノルド著/福井憲彦監訳『歴史』(岩波書店,2003年)
  • E.H.カー『歴史とは何か』(岩波新書,1962年) *原著What is History? は,千葉大学図書館に所蔵。
  • エドワード・サイード『オリエンタリズム 上・下』(平凡社ライブラリー,1993年)
  • 中村政則『近現代史をどう見るか─司馬史観を問う』(岩波ブックレット、1998年)
  • ピーター・バーク編『ニュー・ヒストリーの現在-歴史叙述の新しい展望-』(人文書院,1996年)
  • V・G・チャイルド『考古学の方法』(河出書房、1974 年)
  • G.バラクラフ『歴史学の現在』(岩波書店,1985年)
  • リン・ハント編『文化の新しい歴史学』(岩波書店,1993年)

3.歴史を学ぶヒントとして

  • 網野喜彦『歴史を考えるヒント』新潮選書, 2001年
  • 阿部謹也『自分のなかに歴史を読む』(筑摩書房,ちくまプリマーブックス,1988年)
  • 鹿野政直(かの・まさなお)『「鳥島」は入っているか』(岩波書店,1988年)
  • 川田順造『無文字社会の歴史』(岩波現代文庫,2001年)
  • 渓内謙(たにうち・ゆずる)『現代史を学ぶ』(岩波新書,1997年)
  • 中村政則『歴史のこわさと面白さ』(筑摩書房,ちくまプリマーブックス,1992年)
  • 中村政則ほか『歴史と真実』(筑摩書房,1997年)
  • 古厩忠夫(ふるまや・ただお)『裏日本-近代日本を問いなおす-』(岩波新書,1997年)
  • 大塚初重ほか『考古学を学ぶ』(有斐閣,1979年)
  • 鈴木公雄『考古学入門』(東大出版会,1988年)
  • 田中琢/佐原真『考古学の散歩道』(岩波新書,1991年)
  • 田中琢/佐原真『発掘を科学する』(岩波新書,1994年)
  •  V.G. チャイルド『考古学の方法』(河出書房,1974年)
  • 菅原憲二・安田浩編『国境を貫く歴史認識』(青木書店,2002年)
  • 鹿野政直『日本の近代思想』(岩波新書,2002年)
  • 三宅明正・山田賢編『歴史の中の差別-「三国人」問題とは何か-』(日本経済評論社,2001年)
  • 比較史・比較歴史教育研究会編『黒船と日清戦争』(未来社,1996年)
  • 安丸良夫『神々の明治維新』(岩波新書,1979年)
  • 入江曜子『教科書が危ない』(岩波新書,2004年)
  • 内田義彦『社会認識のあゆみ』(岩波新書)
  •  藤田省三『全体主義の時代経験』(みすず書房,1995年)
  • 永原慶二『20世紀日本の歴史学』(吉川弘文館,2003年)
  • 石母田正『歴史と民族の発見』(平凡社ライブラリー,2003年)
  • 網野善彦『日本とは何か』(小学館,2000年)
  • 宮本常一ほか『日本残酷物語1~5』(平凡社ライブラリー,1997年)
  •  田川健三 『イエスという男 第2版』(増補改訂版 2004年)
  • 保坂高殿『ローマ史のなかのクリスマス』(教文館, 2005年)
  • ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』(増補版,NTT出版,1997年)
  • イマニュエル・ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』(岩波書店,1997年)
  • カルロ・ギンズブルグ『チーズとうじ虫』(新装版,みすず書房,1995年)
  • ナタリー・Z・デーヴィス『帰ってきたマルタン・ゲール』(平凡社ライブラリー,1994年)
  • C.V.ウッドワード『アメリカ人種差別の歴史』(福村出版,新装版,1998年)
  • 川北稔『洒落者たちのイギリス史 騎士の国から紳士の国へ』(平凡社ライブラリー,1986年)
  • ジョン・キャソン『コニー・アイランド』(開文社出版,1987年)
  • エドワード・サイード『イスラム報道』(みすず書房,1996年)
  • 片倉もとこ『イスラムの日常世界』(岩波新書)
  • 広河隆一『パレスチナ』(岩波新書,2002年)
  • 家永三郎『太平洋戦争』(岩波現代文庫,2002年)
  • 土屋健治『カルティニの風景』(めこん,1991年)
  • 桃木至朗・樋口英夫・重枝豊『チャンパー歴史・末裔・建築』(めこん,1999年)
  • ヴァーノン・ハイド・マイナー著,北原恵ほか訳『美術史の歴史』(ブリュッケ,2003年)
  • 若桑みどり『イメージの歴史』(放送大学教育振興会,2000年)
  • 近藤和彦編『西洋世界の歴史』(山川出版社,1999年)
  • 竹沢尚一郎『表象の植民地帝国』(世界思想社,2001年)
  • 深沢克己『海港と文明』(山川出版社,2002年)

以上です。なお,中には絶版のものもありますが,図書館を利用すれば読むことができます。