優秀卒業論文

 文学部では2001年度から、特に優秀な卒業論文をまとめて1冊の本にして刊行しています。そのため、各学科から1名宛、計4人の卒業論文を推薦していただき、原則としてそのまま(単純なミスとか、誤植等は訂正しています)印刷して、年度が変わって間がない内に刊行しています。そして、千葉県下の高校、図書館、関東圏を中心に大学(文学部が有る大学)、研究機関、文学部同窓会、同後援会の役員の方々に配布しております。

 以下、これまで刊行された『文学部の新しい波』の執筆者と卒業論文題目を、史学科/歴史学コース分に限り、紹介します。

 

2016年度 岩橋 潤 「東北城郭における瓦の導入過程から見る瓦葺き城郭の全国拡大」

2015年度 高畑 悠 「数値分析からみる新選組の吸引力−新選組が保持し続けた地域的・身分的多様性の変遷−」

2014年度 磯 美咲 「疱瘡見舞い、疱瘡祝いの記録に見られる贈答の変遷—近世後期下野国津賀郡助谷村粂川家の場合—」

2013年度 成澤 佳穂 「乳房が描かれる文脈−『熊野権現縁起絵巻』の「死体の授乳」を通して−」

2012年度 出川 英里 「リファーア・タフターウィーの「ワタン概念」について ー国民と祖国ー」

2011年度 池田 直樹 「日本の「責任」研究序説 ―近代日本の「責任」に関する歴史学的考察―」

2010年度 加藤 貴明 「初期装飾古墳の検討 ー埋葬施設と円文の分析からー」

2009年度 新井 翔太 「19世紀後半のインドにおける社会改革運動の性格-新聞Indian Social Reformerを題材として-」

2008年度 松平 望美 「千葉県師範学校附属小学校の「自由教育」における意義と限界」

2007年度 岩井 雄介 「明治初期の「村」と新地開拓 ―安積郡を事例として―」

2006年度 水谷槙 「15-6世紀イタリア・ルネサンスにおける鏡面ニンブスの展開」

2005年度  木村 優里 「メスティソ国家像と国民統合—メキシコ革命期を中心に—」

2004年度 小原 勝 「中等学校の学徒勤労動員」

2003年度 福本 政子 「アメリカの万国博覧会を通して見る世紀転換期における人種概念形成過程」

2002年度  伊藤 大地 「災害救援の変遷−関東大震災と阪神・淡路大震災での災害ボランティアについて−」

2001年度  須藤 香保里 「アイヌイメージとアイヌ絵~創られたアイヌ像」